外資系企業で働くメリット
外資系企業と日系企業では昇格基準が異なります。日系企業は年功序列を採用している所が多く、年齢や社歴の長さが評価の対象になるのに対し、外資系企業は成果主義が一般的です。つまり成果を出せば、どれだけ年齢が若くても在籍年数が短くても、どんどん昇格していく事も可能という訳です。「結果を出したのに全て上司の手柄にされた」「経験年数が足りずに昇進試験が受けられなかった」といった、悔しい思いをすることも無くなります。
また育児と仕事の両立を目指す女性にとっても、外資系企業は働きやすい環境です。産休や育休の取得をサポートしているのはもちろん、職場復帰後は働く時間を調整したり、育児がしやすい職場への異動を提案するなどして、ワーキングマザーを多方面からバックアップしてくれます。妊娠や出産でキャリアを諦める必要はなくなり、プライベートの時間もしっかり確保しながら思う存分仕事に取り組めるのです。
外資系企業で働くデメリット
成果主義はメリットとなる反面、人によってはデメリットにも成り得ます。せっかく憧れの外資系企業へ就職、転職をしても、何も結果を出せなければ、いつまで経っても昇給や昇格はありません。それどころか左遷やリストラされる可能性もあります。また外資系企業では仕事のやり方を一から丁寧に教えてくれません。自分で考えながら行動を起こし、結果を掴まなければならないのです。つまり受け身なタイプで指図されるのを待っているような人は、職場に居場所が無い、居心地が悪いと感じるかもしれません。また積極性のある人でも、成果を出し続けなければいけないというプレッシャーが常につきまといます。
外資系転職というのは、外資系企業に転職することを意味します。なお、外資系企業には海外の企業だけでなく、M&Aなどで海外企業に買収された元日本企業、日系と海外の共同出資により成り立っている企業も含まれます。